ドリップコーヒーの淹れ方
こんにちは。
前回はドリップコーヒーを淹れる際に
気を付けた方がよいこと5選(と言いつつ6こ)を
紹介しましたが、
そもそも淹れる手順は?と思ったので
今回はどんなステップでコーヒードリップをしていくのかを
お話します。
1. 必要なものを準備する
まあ当然ながら、最初に必要な道具をそろえておく必要がありますね。
ざっと必要なものはこんな感じです。
- お好きなコーヒー豆
- コーヒーミル(挽いてある豆を購入する場合は不要)
- ドリッパー
- ペーパーフィルター(不要なドリッパーもあります)
- ドリップポッド
- メジャースプーン
- スケール(ストップウォッチ付きの物が便利です)
- お気に入りのコーヒーカップ(気分を上げるためには大事です)
- コーヒーサーバー(一人用の場合はカップに直接落としてもいいですね)
2. コーヒー豆を挽く
コーヒー豆は挽いてあるものを買ってもいいのですが、
やっぱり自分で挽いてより新鮮な香りを楽しみたいですよね。
手動ミルで挽いてるときに上がってくるコーヒーの香りは本当に堪りません。
一番いい香りがする瞬間です。
前回の記事↓でお話した通り、
コーヒーの挽き具合は味を左右する重要な要素です。
無難に中挽き(1mm角くらい)で挽けば問題ないでしょう。
早く挽きすぎると摩擦熱で香りが飛んでしまうというお話も聞いたことがありますが、
自分は少々せっかちなので早く回してしまっています笑
ゆっくり回すと15gの豆を挽くのに3分くらいはかかってしまうんですよ!
辛抱強いそこのあなたはちゃんと優しく挽いてあげてください笑
自分も高級な豆を挽く際はちゃんとゆっくりやっています...。本当ですよ。
ちなみに私の言う高級な豆の基準は200gで1000円超えるかどうかです。
雑ですみません笑
100gで既に1000円超えてしまう豆もざらにあります。恐ろしや。
でもワインみたいに
買ったら次の日から毎日おにぎり生活を余儀なくされるような
とんでもない金額にはならないので、
たまには高級なコーヒー豆を買って恐る恐る淹れてみるのも
ありではないでしょうか。
前回ちらっと紹介した
BLUE BOTTLE COFFEEのベラ・ドノヴァンは(というかどの豆も)
200gで1500円くらいします。
でもすごくおいしいですよ。
...話を戻しましょう。
コーヒー豆を挽く話でしたね。
自分がいつも見ているとあるYoutuberのように
いつの日かコーヒー豆を挽く話だけで1記事いけちゃうような
そんなめしあが~れな感じの知見者にいつかなりたいものです。
3. 挽いたコーヒー豆をセットする
コーヒーサーバーまたはカップにドリッパー(とペーパーフィルター)をセットし、
コーヒーフィルターに直接、沸かしたお湯を満遍なくかけます。(リンスといいます)
お湯がある程度落ちきったら溜まったお湯を捨て、(自分は水で薄めてがぶ飲みします笑 おいしくはないです。)
それからドリッパーにコーヒー豆を入れます。
沸かしたお湯を一旦カップ(またはコーヒーサーバー)に直接入れてから、
ドリップポッドに移します。
温度の調整と、カップ(以下同文)を温めるのが目的です。
この後、お湯を3回に分けて注ぎます。
お湯の量はコーヒー豆の12倍から15倍の量(重さ)を基準にしてください。
あとは好みだったりコーヒー豆に合わせて調整が必要です。
また、コーヒーが落ちきるまでの時間は
3分を目標とします。
注ぎ終わるまでの時間はだいたい2分半になるでしょう。
早すぎると薄いコーヒーになってしまいますし、
遅すぎてもやたらと渋いコーヒーになってしまうのでいけません。
4. コーヒードリップ第1湯
第1湯??ってなった方、ご安心ください、正式に1湯2湯なんて言い方をするかは知りません笑
聞いたことあるかたもいるかもしれませんが、
コーヒーを淹れる際、お湯は一回で入れ切りません。必ずという決まった回数はないみたいですが、大体3回に分けて淹れます。つまり3湯です。
1湯目はいわゆる蒸らしという工程です。
ドリッパー内のコーヒー豆を満遍なく濡らし、
ガスを放出させることでしっかりと抽出できるようにします。
このガスによってコーヒー豆というか粉が膨らむのです。
新鮮であればあるほど膨らみます。
正確にはお湯の温度も高ければ高いほど膨らみます。
ビールの泡みたいにとんでもなく膨張しちゃう場合は
温度が高すぎている可能性があるのでご注意を。
1湯目のお湯の量はコーヒー豆の1倍から2倍の量(重さ)がいいと思います。
15gのコーヒー豆に対しては15g~30gのお湯を第1湯目で注ぐ、ということです。
ストップウォッチの計測を開始し、お湯を注ぎ始ます。
第1湯の注ぎ時間は10秒です。
ドリッパーを上から見て円の中心から外側に渦を描くように細ーくかけていきます。
一番外側まで到達したところで1倍~2倍の量にだいたいなっていると思います。
コーヒー豆というか粉(以下粉といいます)全体にお湯が行き渡り、
粉からガスが出ていい感じに膨らんでくるのが理想です。
ただ膨らまなくても慌てないでください。
コーヒー豆が新鮮じゃなかったり、
お湯の温度が低すぎたりすることが原因として考えられますが、
その際はゆっくりとドリッパーを持ち上げて少し傾けながら、
回り終える直前の独楽のように
ゆっくり回してみてください。
そうすることで
より隅々までお湯を行き渡らせることができます。
多分それでも膨らむことはありませんが、
そのまま第2お湯へ行っちゃいましょう!
第2湯は第1湯を注ぎ始めてから40秒後に注ぎ始めます。
5. コーヒードリップ第2湯
40秒までにしっかりと香りを楽しんだら、
2湯目を注ぎ始めます。
お湯の量は1湯目と合わせて全体の40%程。
コーヒー豆15g、お湯210gだとすると、
2湯目が終わった時点で84gになることを目指します。
注ぐ速さは1湯目と同じくらいでいいです。
注ぎ終わりが1分10秒くらいになればいいと思います。
1湯目と同じく円の中心から"の"の字を描くように注ぎます。
"の"の大きさは大体"の"の直径が500円玉くらいになるイメージでいいかと思います。
さらに、
"の"の外側の線を描くとき、ドリップポッドの高さを少し上げることで調節します。
高いところから落としたり低いところから落としたりすることで粉を攪拌させ、
より満遍なくコーヒーを抽出できるとされています。
6. コーヒードリップ第3湯
最後の注ぎです。全体の60%を注ぐため時間は少し長いです。
3湯目を注ぎ始めるタイミングとしては、
2湯目のお湯が500円玉くらいの大きさになったら、
膨らんだ粉が戻っていき表面が平らになったら
などいろいろ言われていますが、
個人的には1分35秒の時点で注ぎ始めるのが一番わかりやすいです。
(もちろん豆の挽き具合やその他コンディションによって変わるのでそこは柔軟でなければならないのですが。。)
今度はドリップポッドの高さを上げたり下げたりせず、一定の高さを保ちながら"の"の字を描いてきます。
注ぐスピードは2湯目までより早めです。
全体の80%くらいまで注いだら"の"の字を描くのを止め、中心に注ぎ続けます。
最後の方はコーヒー豆を攪拌せずに安定した抽出に専念した方が良いためです。
100%注ぎ終えた時点で2分半くらいになることが目標です。
あとは落ち終えるのを待つだけです。
が、前回話した通り、
最後の1滴をカップに落としてはいけない為、
お湯の見えている部分が1円玉より小さくなったくらいでカップから外してしまいましょう。
サーバーに落とした場合は
カップに注ぐ前にサーバー内でコーヒーを軽く攪拌させ、濃さを均等にすると同時に少しだけ空気にふれさせてあげましょう。
厳密にはカップでもやった方が良いのですが、カップに落としたのなら全体量が少ないので濃さのムラは少ないと思われるので大丈夫です。
こんな感じです。いかがでしょうか。
こういう場合は?とか
こういう風に聞いたんだけど?とか
そういったお声をぜひ聞きたいので
もしあればコメント頂ければ幸いです!
ではまた。