肩の痛みが続くときは筋肉を疑え#1
こんにちは、
さて、これまで自分の肩の痛みとの奮闘記を記してきましたが、
今のところただの日記になってしまっているので、
できるだけ皆さんのお役に立てるようなまとめにしていきたいと思います。
ただ、私は医者でもスポーツトレーナーでもなく、
あくまで患者側なので用語などの誤用がある場合はご理解ください。
むしろご指摘いただけるとありがたいです。
両肩とも石灰沈着性肩腱板炎を患い激痛に襲われましたが、
それよりも厄介なのが、筋肉が凝り固まっていることによる炎症の方です。
前回書きましたがどういうことかと言うと、
凝り固まって伸縮が上手くできず伸びきらなくなってしまった筋肉が、
骨との結合部を引っ張り続け、その負担により腱が炎症を起こしてしまうということです。
もっと言うと、肩の場合は肩関節(厳密には上腕骨)に繋がっている筋肉が非常に多いので筋肉の影響を四方八方から受けます。
ざっくりまとめるとこんな感じです。
- 三角筋: 肩の一番角にある筋肉。 肩甲骨と上腕骨をつないでいる。
- 広背筋: その名の通り背骨・骨盤のひろーい範囲から上腕骨に向かって伸びている
- 棘上筋: 肩甲骨から肩甲棘の上を通り上腕骨へと伸びている。
- 棘下筋: 肩甲骨から肩甲棘の下を通り上腕骨へと伸びている。
- 小円筋: 棘下筋の下を並走している細い筋肉。棘下筋にはない役割があります。
- 肩甲下筋: 肩甲骨の内側と上腕骨の前側をつなぐ筋肉
下の4つは腱と言われる体のより内側にある筋肉です。
"肩"をキーワードに調べると上記の6つの筋肉が出てきます。6つも繋がっているなんて上腕骨ってすごいですね...
...と言うのはまだ早いです。
今並べた6つは背中側と上腕骨を接着している筋肉です。
あれ、じゃあ前側は?
そう、みんな大好き大胸筋です。
大胸筋というのは非常に大きいのでとても力が強いです。
さらに実は大胸筋は上部・中部・下部の3つの筋肉に分かれていて、そのすべてが上腕骨の前側についています。
(ちなみに外側・内側には分かれていない為、たまに言う大胸筋の内側を意識して鍛えるみたいなことは不可能です。)
以上が胴体から上腕筋に延びている筋肉です。
そしてさらにさらに腕側から伸びてきて上腕骨の肩側についている筋肉に
それぞれの筋肉の役割についてはまたいつか書きますが、計11本もの筋肉が上腕骨の肩側についています。
因みに肩側肩側って言っているのは、肘側には上腕の筋肉と、肘から先の細かい動きを担う小さな筋肉がついているからです。(今回肩の話なので省略します)
今回肩を痛めている悪の根源は大胸筋(特に上部)と上腕二頭筋長頭腱でした。
痛みが出るときの腕の向きから判断して肩甲下筋は問題ないということみたいです。
※固いのは固いけど痛みを生むほどではないということです笑
このようにどの筋肉が負担をかけているのか、どの筋肉が伸びなきゃいけないときに痛みが出るのかを分析して、該当する筋肉にアプローチする必要があります。
"肩"のストレッチといっても肩を一塊と認識してはいけないことは
お分かりいただけたでしょうか。
最後にもう一度、
私は医者でもスポーツトレーナーでもなく、
あくまで患者側なので用語などの誤用がある場合はご理解ください
というか是非ご指摘いただけたら幸いです。
それではまた次回もよろしくお願いします。